ステゴサウルス / やりたい.できた.ラボ

兵庫県三木市で作業療法士と保育士が立ち上げたNPO法人そいる・群馬パース大学の先生 との協働プロジェクト「やりたい.できた.ラボ」。

やりたい.できた.ラボ は、暮らしの中にある「やりたい!」という想いを、どうしたら実現できるか、作業療法士とデザイナーが一緒に考え、「できた!」を共創していくラボです。「やりたい!」気持ちをあきらめず、実現に向けて行動に移せる場があり、「できた!」体験があふれ、次の「やりたい!」へとつながるサイクルが、 地域社会の暮らしの中に、ひろがっていくことを目指しています。

 

02. ステゴサウルスのスプーングリップ

「自分でスプーンを持ってごはんを食べたい!」
スプーンを持って口に運ぶ動作を「自分でしている」という実感が、「食べること」への意欲につながる。「自分でしたい・食べたい」意欲に繋がる、大好きなステゴサウルスのスプーンを一緒に考えました。

作業療法 × デザイン

  • 食事のときの様子や本人の好みなどのヒアリングと、スプーンを持つ手の状態・指の位置・把握する力の評価から、自助具をデザイン。
  • 試作品のフィッティングから、機能性・サイズを微調整。
  • 試作品を自宅で使用してもらった使用感(スプーンを長時間 離さなくなった)・改善点(スプーンの固定など)を反映してブラッシュアップ。
  • 個々の特性に合わせて、細やかに・スピーディーに形状調整・試用できる3Dプリンターを活用。

ステゴサウルス
スプーングリップ

  • スプーンのさじが「尾のトゲ」になるステゴサウルスのグリップ。
  • スプーンが抜け落ちないロック機能(頭内側の突起)。
  • 手の甲を囲う「背板」が、スプーンを持ち続けることサポートします。
  • 「脚」で柄を握りやすい太さに調整しています。
  • 机に置いてもさじが浮く「自立」するグリップです。
自助具 ステゴサウルス
機能 スプーングリップ
サイズ W112×D20×H46mm
材質 PLA

2023.07.12

企画 / デザイン / 撮影 SEDIE DESIGN

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