兵庫県三木市で作業療法士と保育士が立ち上げたNPO法人そいる・群馬パース大学の先生 との協働プロジェクト「やりたい.できた.ラボ」。

やりたい.できた.ラボ は、暮らしの中にある「やりたい!」という想いを、どうしたら実現できるか、作業療法士とデザイナーが一緒に考え、「できた!」を共創していくラボです。「やりたい!」気持ちをあきらめず、実現に向けて行動に移せる場があり、「できた!」体験があふれ、次の「やりたい!」へとつながるサイクルが、 地域社会の暮らしの中に、ひろがっていくことを目指しています。

 

01. サイのプルトップオープナー

「お父さんにビールを注いであげたい!」
お父さんにビールを注いであげたり、お手伝いが好き。缶のプルタブを開けることが難しいので、缶を開けるところから注ぐまで、すべて自分ひとりで、お手伝いできるようになりたい!という想いを実現する方法を一緒に考えました。

  • 作業療法:缶のプルタブを開けづらい要因を動作ごとに分解・分析、その子に合った支援を提案。
  • デザイン:「機能」と「実現したい暮らし」を両立する道具のあり方を提案。
  • 両者のアイデアを形にした試作品でフィッティングを行い、機能性・サイズを微調整しながらブラッシュアップ。
  • 個々の特性に合わせて、細やかに・スピーディーに形状を調整できる3Dプリンターを活用。

サイ
プルトップオープナー / ペットボトルオープナー

  • 指をかけてプルタブを起こす細かな動作を、プルタブ の穴にかけやすい形の「ツノ」でサポートします。
  • 指に力を入れながらプルタブを引き上げる動作を、「てこの原理」でサポートします。
  • ペットボトルのキャップを「脚」でしっかりホールドして、回す動作をサポートします。
  • ダイニングなど、家族みんなの手が届くところに置いておける、外出先にもお供する、自立するサイのサポートツールです。
自助具 サイ
機能 プルトップオープナー
ペットボトルオープナー
サイズ W77×D20×H30 mm
材質 PLA

2023.06.02

企画 / デザイン / 撮影 SEDIE DESIGN

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