1950年に繊維製品製造業として創業以来、先染めシャツ地・ハンカチーフの製造から、海外でのタオル製造や、真空圧縮技術を用いた製品企画へ事業領域を少しずつ拡大し、東日本大震災以降、備蓄の省スペース化に貢献する日本最小の真空パック毛布「非常用圧縮毛布」を完成させた足立織物株式会社。
2021年5月1日、3代目に事業承継し、「時流により求められることをいち早くキャッチし、カタチにして、お客さまへ届ける」という信念と、技術研究へ愛情を注ぎ、独自のものづくりに挑戦する姿勢を受け継ぎ、100年企業を目指すための CIリニューアル。
Step 01:リサーチ
リサーチ
- 足立織物株式会社を理解するための相互情報共有(現状 / 歴史 / 事業 など)
- 製造現場の視察
- 業界や同業他社の事例調査
CI(Corporate Identity)Map 作成
▶︎MI(Mind Identity)をインプットするためのヒアリング / ビジュアル化
- 経営理念「自尊他尊」
- ミッション「さすが!足立織物」
- ビジョン/バリュー/スローガン 「時流により求められることをいち早くキャッチし、カタチにして、お客さまへ届ける」
▶︎BI(Behavior Identity)をインプットするためのヒアリング / ビジュアル化
- 行動指針「あだちのおせち」
▶︎VI(Visual Identity)/ シンボルマーク・ロゴタイプの用途を明確化
Step 02:コンセプト設計
Step 01:リサーチより、「足立織物」の表記(漢字の意味)/ 呼称が、足立織物が目指すビジョンや、3代目の経営方針に合致すると捉え、足立織物をそのままVI(シンボルマーク+ロゴタイプ)で表現するというコンセプトを設定。
- 「織 / 繊 / 維」の意味が、足立織物 創業からの歴史 / ルーツ / 姿勢を表現しているため、受け継ぎ、次のビジョンへ繋いでいく想いを込めて、VIに漢字を使用する。
- 3代目の方針「人を軸にした経営」を表現する。(ひとづくり → ことづくり → ものづくり)
- 足立織物のミッション「さすが!」と認知してもらうために、初見でも認識できる(読める)VI を目指す。
Step 03:デザイン
シンボルマーク+ロゴタイプ「足立織物」
- Step 02:コンセプトより、人の文字を組み込んだ足立織物を表現。
- 4つの漢字とマークがモジュールとして機能し、用途に合わせて組み替えやすい(縦組み / 横組み / 田の字組み)副次効果も意図している。
シンボルマーク「ADOM」
- 足立織物4字の頭文字を、篆刻印のように「足立織物じるし」としてマーク化。
- まっすぐなさんかく「足立のA」:太陽に向かってまっすぐ伸びる筍のように、ビジョンに向かってまっすぐ成長 / 飛躍していく姿を表現。
- ふくらんだまる「織物のO」:織物からはじまり、真空 / 防災へと時流に合わせて発展してきた歴史から、やわらかく姿形を変化させる水のように、なにものにでもなれる柔軟な発展を表現。
ロゴタイプ「ADACHI ORIMONO」
- 読みの補完を主目的とし、既存表現(商品ロゴなど)に合わせやすいフォントを選定。
Step 04:マニュアル
- アイソレーションエリア設定
- 最小表記サイズ設定
- カラー設定
- 使用背景に合わせたカラー設定
2022.05.01
Client 足立織物株式会社
ブランディング / デザイン / 撮影 SEDIE DESIGN
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